VMDとは

VMDはMD(マーチャンダイジングの和製略語)の意図、政策、プログラムを商品、情報、環境と相乗させた視覚伝達表現の仕組みと方法。リアル店舗環境やオンライン店舗画面で商品のデザイン、テイスト、カラー、素材、サイズ、用途、機能、人気度などを「目を引き、見やすく、選びやすく、分かりやすく」表現。20世紀中葉よりアメリカで言語化され当初はアメリカ、スイス、イギリスなどのリアル店舗で進化し世界に広まった。英語の略語はVM。日本では1987年に「日本ビジュアルマーチャンダイジング協会」が創設された。

VMDの語釈

語釈は時代と共に変化。今日の「ビジュアルマーチャンダイジング」は、起点の「マーチャンダイジング」を経て進化(New Oxford英英辞典1999年刊)。昨今はVMDのデザイン面の強化に沿って「ビジュアル・マーチャンダイジング・デザイン」と専門家の呼称「ビジュアル・マーチャンダイジング・デザイナー」が注目されている。これによりビジュアルマーチャンダイジングの機能と職能がより一層分かりやすくなった。

VMDの定義

ビジュアルマーチャンダイジングは1940年代にアメリカで提唱され始め英語圏の略語はVM、今日日本ではVMDが定着。その理由は日本では、ビジュアルマーチャンダイジングに先立ち「マーチャンダイジング」の導入がある。マーチャンダイジングが既にMDと省略されたのでビジュアルマーチャンダイジングは、略語MDにVの接辞を加えたVMDという語で慣用された。定義はマーチャンダイジングの変化、ビジネスの変容にともない時代とともに変わる。アメリカではマーケティングのような公の定義は存在しない。(ご関心のある方は語釈の変化と定義諸説については、電子書籍の拙著『VMDビジュアル・テキスト&トピックス』をご参照ください。)

世界のVMD

ビジュアルマーチャンダイジングという語に先行して概念の実践では先駆とされるスイス、イギリスでもこの米語を外来語・国際語として導入した。フランスでもこの米語は通用。母国語を尊重する公用語の辞典の言い換えではMarchandisage visuel。アジア諸国では導入経路によりVMDとVMが併用。いまや概念も語も手法も国際的。主として米国VMD業界情報については専門誌「VMSD」が存在し、世界のVMDデザインについては「INSPIRATION」誌が2015年まで半世紀にわたって存在した。書籍については1940年代より今日まで米欧で主要なものが80冊余り。日本でも多数出版されている。

VMDの進化

今後も新説、新技術については、このウェブサイトwww.vmd-study.comのページに随時アップする予定です。VMDカレントトピックスについては、ウェブサイトのトップページ下方のFacebook連動のコラムでご紹介いたします。その後定着し定説と見なされたものは、時機をみて電子書籍の拙著『VMDビジュアル・テキスト&トピックス』の改訂の機会に掲載させていただきます。